
パンデミックの最中、イタリアとフランスのトラック運転手はどう帰還したのでしょうか?
COVID-19のパンデミックによって、ヨーロッパのチャーター便が停止されました。その為、ビジネスパートナーの企業も業務停止が決定しました。当時、ヨーロッパに滞留している企業所属のトラック運転手は、イタリアとフランスの港に行って、トラックを船へ届ける予定でした。イタリアもフランスもトラック運転手が港に行き、トラックを船に受け渡しました。
なお、次にやる事はなるべく早くトルコに帰国する事でした。しかし、フライトが停止になり、ヨーロッパのバス会社にて長距離バスサービスも停止になっていました。我々はチームとして危機管理を行い、必要な行動を取りました。外務省に連絡し、トラック運転手の情報を外務省・マルセイユとトリエステのトルコ領事館と共有致しました。外務省を通じてマルセイユの領事館は、フランス出発のフライトが用意できることを伝えに港へ行きました。ターキッシュエアラインズと共同でチャーター便を調整しました。フランスだけの為に用意されたチャーター便を、イタリアにいたトラック運転手も同時に含めるように調整しました。イタリアとフランスの国境にて特別許可のみで入国できる状態で、イタリアに残っている運転手のために救助策を用意しました。外務省と再度連絡を取り、フランス首相にご移動を許可する書類(NOTA)を書いてもらい、トラック運転手は国境が通れるように特別許可が与えられました。全員の乗客が飛行機へご無事に到着できるよう、バス会社・領事館、省庁、治安部隊とも協力し合いました。
トラック運転手のために行ったチャーター便に加え、厚生労働省に要請された約50人、そしてフランス総領事館に要請された60人のフランス国民のためにも発券業務と旅行手配を四六時中 中断させずに連絡出来るように対応致しました。